H-house in 軽井沢

長野県軽井沢町 撮影|安田誠

設計|鈴木宏幸

Architect's comment

家族みんなが集まる場所をつくりたい

Hさんのからのご要望は、とてもシンプルなものでした。Hさんご夫婦を中心に、お子さんご家族はもちろん、ご兄弟のご家族と、家族みんなが集まる場所としての別荘を軽井沢で計画されました。

敷地は道路から少し高くなっており、1.5m程度の浅間石の石積が軽井沢らしい雰囲気を醸し出してくれています。

道路からの高低差は人の視線を遮るのにちょうどよい高さで、落ち着いた空気感をあたえてくれます。

ガレージ前はお孫さんたちがバトミントンやバスケットボールを愉しめる場所にもなっています。

道路からガレージ、庭の高さ関係も絶妙で、これを活かした計画としています。居住スペースを地面から浮かせることで、半地下となる部分にガレージを用意しつつ、フロアレベルを地盤面からスムースに離すような空間的なしかけを生み出しています。これは旧軽井沢エリアでの湿気対策にもとても効果的です。道路と反対側の隣地は借景となるような森が残っており、道路側アプローチから敷地奥の隣地まで視線を切らずに見通せる配置計画によって、敷地の奥行を一層感じさせるものにしています。また、庭づくりは既存の樹木を活かしながら、目線に近い高さの中低木を植栽していき、緑が目に映り込んでくる軽井沢らしい自然な雰囲気をつくっています。

空間構成はシンプル。間口を大きく、奥行を浅く、全室南向きとした計画で、玄関を中心に、LDKやバスルーム、主寝室といった中心となる空間とゲストルームを分け、自分たちだけで過ごすときはコンパクトに利用できるプランニングとしています。

インナーテラスは敷地奥の借景を取り込めるように一番奥にレイアウトしています。Hさんがお持ちになったブランコは意外にも大人も楽しんでいます。

もうひとつのテラス、バスコートもHさんの家の特徴のひとつ。ガラス戸を開放すれば半露天風呂となります。ここには外風呂もあり、露天風呂を楽しむだけでなく、お孫さんのためのプールとして使ってもよし、世代を超えて楽しめる空間を用意しています。

LDKは大きなワンルームで、インナーテラスともつながって、みんなでワイワイ過ごせる空間としています。大きなガラス面は庭を眺めるだけなく、お孫さんたちが外で遊ぶ様子もうかがうことができて安心です。

暖炉(ビルトインストーブ)を囲んで話すもよし、ダイニングテーブルやキッチン前のカウンターなど思い思いの場所で過ごしていただいているようです。

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