厚木の集合住宅
神奈川県 撮影|西川公朗
設計|岡田勲/空間都市建築研究所
Architect's comment
本計画地は神奈川県厚木市、小田急線本厚木駅から徒歩5分にあり北面道路で南北に長い奥行きのある敷地。
周辺にある集合住宅はほとんどが片側廊下形式を採用しており多少の違いはあるにせよ同じような集合住宅が多い。このことから表層のデザインや素材で差別化するのでなく空間構成自体が個性的で住みやすい集合住宅を目指した。
南北に長い敷地特性を生かしエレベーターと階段をはさんで南棟、北棟に分かれた配置計画とし全室南向きの住戸さらに角部屋とすることができ賃貸住宅に多い開口部の少ない間取りと違い色々な開口部により風通しよく光にあふれた居住スペースを可能にしている。
一見すると不規則にみえる開口部もコストを抑えるためと施工性を考慮して2層ごとに規則性を持たせた。賃貸ルームの内部デザインは外観のイメージを踏襲し、シンプルでスタイリッシュであること、またホテルのラグジュアリーさを意識した照明計画としあえて天井には照明器具を設置しないフロアスタンドで暮らす提案とした。
夜には個性的な開口部から漏れる光が地域のランドマークとなる夜景を作り出している。
一覧に戻る
Copyright 2022. All Rights Reserved.
ARCHITECTS STUDIO JAPAN, INC.